ユリ雪美人〜二年かけて養成。独自基準で選別された最高峰のユリ〜
動画リンク:津南町YouTubeチャンネルより
【雪美人ブランド】
津南町ではユリ切花の栽培が盛んです。
「雪美人」というブランドで出荷されるユリは独自の厳しい規格基準をクリアしたもののみ。
カサブランカを中心に年間120万本ものユリが植え付けられています。
ユリの生産者さんに話を伺いました。
オランダから輸入したユリの球根。
その球根を津南町の土地で一年間養成することにより、小さかった球根を大きくしていきます。
ユリに津南町の気候を体験してもらうことで、土地に馴染み、次の年に切り花になるようにしています。
一年間養成することによってボリュームがあり、大きさがあり、暑さに強い花に。
これが津南のユリの特徴です。
【養成期間中のユリ】
輸入したばかりの球根の大きさはまだまだ小さなもの。これを畑に植えて大きくしていきます。雪が解けた4月下旬を目安に行われます。
養成一年目のユリは7月始め頃につぼみ取りの作業を行います。
暑い時期の外での作業なのでとても大変な面がありますが、つぼみを取ることによって球根に栄養が全部いくようにしています。このことでより強くより大きい球根が出来上がっていきます。
一年間養成した球根は一度掘り起こし、雪室を使って貯蔵し、翌年に再度植えて切り花を作ります。
【2年目の栽培】
一年間養成した球根を使ってようやく切り花用の栽培が始まります。
6月出荷を目指して開花のための球根が植えられるのは2月。津南町ではまだまだ雪が多い季節。ハウスを使っての栽培が進められます。
雪が解けたら畑に直接植える露地栽培へ切り替わっていきます。
定期的に出荷できるように時期をずらして植えています。
二年かけて育てたユリがようやく出荷です。大きく長く咲くように農家さんの愛情がたっぷり詰まっています。
【雪室の活用】
新潟県津南町は毎年2〜3mの降雪がある地域です。降った雪を集めて雪室として活用しています。
夏場でも天然の雪でユリを保管しています。
出荷前の切花の状態のユリはもちろん、球根の保管としても活用しています。
【独自の選別基準】
目合わせと言ってユリの硬さや花の大きさなどを毎月話し合っています。
品種によって大輪系、中輪系、小輪系がある中、それぞれで大きいボリュームを出すために、つぼみの硬さ大きさを基準に、秀、優、良と厳しい選別をしています。
たくさんの人の関わりと厳しい選別基準をクリアしたものが雪美人として出荷されています。
【お問い合わせ】
津南ならではのユリ。ボリューム感、茎の太さ、花持ちの良さは別格です。
二年かけて栽培されたユリの美しさを体感してみてください。
農家さんから直接購入したい方はこちら https://www.town.tsunan.niigata.jp/site/toretsuna/order.html
ふるさと納税はこちら https://www.town.tsunan.niigata.jp/soshiki/somu/furusatonozei.html
取材協力
津南町ユリ切り花組合
JA魚沼 津南原花卉集出荷センター
https://www.instagram.com/yuki_bijin?igshid=MzRlODBiNWFlZA%3D%3D<外部リンク>
株式会社しんや
有限会社 河田農場